フロススレイダーとは、ワイヤーを使った歯の矯正やブリッジの治療をした歯など、歯の上からフロスを通すことができない場合に使用する道具です。
裁縫のときに使う糸通しのような使い方をします。フロススレイダーを使えば、普通のフロスでもポンティックの隙間に簡単に通すことができます。
ブリッジの面に沿うようにフロスを動かしましょう。スレッダーの輪にフロスを入れて、そのままスレッダーを歯間に挿入することで、フロスを歯間に通すことができます。
汚れがたまっていると力を入れなければデンタルフロスが入らないこともあります。
力任せにせず、鏡を見て位置を確認し、丁寧に汚れを落としていきましょう。
子供の歯にデンタルフロスを使用する際は歯茎は柔らかいため、傷つきやすく注意が必要です。
慣れてきてからも、確認しながら丁寧に使うようにしましょう。
毎日行っているうちに汚れが取れ、スムーズにデンタルフロスが入るようになります。
数日おきにしてしまうと、また汚れがたまってデンタルフロスを入れにくくなってしまいます。
使い方がよくわからないときには、担当の歯科衛生士にご相談下さい。
糸が引っかかったり切れたりしやすい場合は、歯と歯の間に虫歯がある恐れがありますので、歯科医院でご相談ください。
歯茎に炎症がある場合には出血することがありますが、毎日の使用で次第に出血が少なくなってきます。
出血が続くようでしたらお口に異常がある場合があります。
スウェーデンでは「ブラッシング以外にデンタルフロスやデンタルリンスも使うのは当たり前」「どちらかというと当たり前」という考え方の人が約68%にのぼります。一方日本では、「ブラッシングだけで充分だと思う」「どちらかといえば充分だと思う」という人が51%と半数を超えます。
歯こうは2~3日かけて固まるため、長時間放置しておくと歯石になり、除去しにくくなります。
そのため、歯こうが歯石になる前に除去する必要があるのです。
1日1回はデンタルフロスを行い、歯こうを除去しましょう。
大切なのは、毎日の習慣にすることです。