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2016/07/08
オールセラミックの歴史

セラミックの歴史は非常に古く、紀元前220年頃の中国の秦王朝時代の遺跡から赤土を使った陶器の兵馬傭から始まりました。

 

現在ではアルミナやジルコニアを代表とするファインセラミックスという強化型セラミックスも開発され、ベアリングやディスクブレーキ、刃物などに応用されています。

 

工業界では、セラミックはより効率的な素材として戦前から期待され実用化されています。

一方、歯科用のセラミックスは、古くは1838年にはセラミックの歯が作られていたようです。19世紀末には実用化されました。

 

セラミックは審美性に優れ、天然の歯と同じくらいの審美性を持っています。
しかし、硬いけれど衝撃に弱くて割れやすいという欠点があるため、お口の中で折れたり割れたりと、強度に限界がありました。

そこで、フレームを金属で作って強度を補い、その上に表面材としてセラミックを焼き付けるという、2層構造の「メタルセラミックス」が1950年代に開発され、現在まで世界で幅広く使われています。

 

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↑セラミックの歯の内面に、金属のフレームが入っています。
強度は上がりましたが、金属には光を通さない性質があるため、光を通す天然の歯の性質と異なり、色味や透明感の面で、高い審美性は得られませんでした。
メタルセラミックスに対し、フレームにも表面材にもセラミックを使ったものを「オールセラミックス」と呼びます。

 

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↑セラミックの歯の内面フレームに、金属ではなくセラミックを使っています。
材料の進化により、金属と同等の強さをもつセラミックが登場したため、近年可能になった技術です。

 
天然の歯と同じ、光透過性を得られるので、美しい色調の再現ができるようになりました。

 

フレーム部分に多く使われるセラミック素材「ジルコニア」は模造ダイヤモンドとも呼ばれ、日本国内においては2005年に厚生労働省の医療用具としての認可を経て開始されました。

海外では2002年から現在まで200万人以上が使用しています。

 
すべてセラミックで製作することにより、金属アレルギーの心配もありませんし、光透過性にすぐれるので、より高い審美性を追求することができます。

 

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written by スタッフ
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