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歯周病
歯周病と全身疾患
歯周病は歯を失ってしまうだけでなく、その他様々な病気を誘発する原因となることが確認されています。歯の一つの組織に問題があるだけで、体に及ぼす悪影響がここまであるのです。歯への意識をしっかり持つことが大切です。
口の中の細菌が関与していることがわかっている主な病気
  • 脳梗塞
  • 狭心症、心筋梗塞、細菌性心内膜炎、冠動脈疾患
    歯茎の出血によって菌が血管に入り、心臓病になるといわれています。歯周病の人は通常の2,3倍心臓病になりやすいとも言われています。
  • 誤嚥性肺炎、気管支炎
    カビが肺に感染して起こることがわかっています。
  • 腎炎
  • 低体重児早産
  • 糖尿病
歯周病が糖尿病や高血圧にも関与していることがわかってきています。以前は糖尿病の人は歯周病になりやすい、歯周病が治りにくいと言われていましたが、逆の要素があることもわかってきました。

糖尿病の方においては、歯周病菌が体内に入ると、体内ではTNF-aという物質が作られ、それがインスリンの働きを阻害することが報告されています。よって歯周病の方は糖尿病が悪化する可能性があるわけです。そして歯周内科治療により歯周病関連菌群を除菌すると、糖尿病が改善することもあるのです。

ちなみに、40歳以上の日本人における2型糖尿病の有病率は約10%、10人に1人は糖尿病と言われています。日本の糖尿病患者数は1997年には690万人、その後年間約30万人ずつ増加し、2010年には1080万人になると予測されています。
歯周病とリスク因子
大きなリスク因子は1.喫煙と2.糖尿病です。
喫煙
喫煙により歯周病が進行してしまう原因として、
  1. ニコチンにより毛細血管が収縮して、歯茎への栄養素や酸素の供給、老廃物の除去が十分に行えなくなる
  2. 歯茎において歯周病菌と戦う大切な役目を持った多形核白血球の機能がニコチンにより約50%になってしまう
  3. ニコチンの血管収縮作用により歯茎が繊維化しやすくなり、歯周病の目安の一つである歯茎からの出血が生じにくくなる
  4. 治癒に重要な役割を演ずる線維芽細胞の能力にも悪影響を与える
1997年、先進国の最大の死亡原因は、喫煙と受動喫煙の害であるとWHOが警告を発しています。お口の健康をも害するタバコ、この際、真剣に喫煙習慣を見直してみませんか?
糖尿病
糖尿病の方は、外的から体を守る働きをする白血球の機能が低下しているため感染症にかかりやすく、また全身の血行障害も顕著です。そのため歯肉は炎症を起こしやすく、歯周病は重症化しやすい傾向にあります。歯科医院での定期的なチェックと専門家による清掃で、常に歯やお口の中を清潔に保ってください。
  • 正しいブラッシングで、歯周病の原因であるプラークを取り除きます。
  • 正しいブラッシング法についての指導を受けましょう。
  • 最低1年に2回は歯科医院で専門家による定期チェック、プロのクリーニング(PMTC)を受けましょう。
※第1土曜 : 10:00~13:00/14:30~17:30
※休診日 :第2,3,4,5土曜・日曜・祝祭日
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