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2017/04/15
歯周外科

歯周病の進行と症状

 

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健康な状態:歯と歯茎のすき間(ポケット)もなく歯茎が引き締まっている
軽度歯周病:歯茎が赤く腫れたり、歯を磨くと出血することがある。
中度歯周病:ポケットの炎症が慢性化して骨が溶けはじめ、口臭や歯が浮いた感じがする。
重度歯周病:歯の根っこを支えている骨がほとんど溶けてしまう。根っこが露出して動揺が大きくなる

 

歯周病の治療法

1.歯周病検査

まずは歯を支えている骨や歯茎の状態を細かくチェックすることで、何が原因でどのあたりが歯周病なのか詳しく分析することができます。これをもとに治療方針を立てます。
基本検査・精密検査・レントゲン等

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2.歯磨き指導(ブラッシング指導)

一番大切なことは、日頃のホームケア(歯磨き)です。歯周病の原因は歯の表面に付着しているばい菌(プラーク)だからです。歯周ポケットにプラークが溜まってしまうと自分ではなかなか落とせないので、歯につき始めたプラークをしっかり落とすことが大切になってきます。
歯磨きの際は、現状のブラッシングでどこが磨けていないのか?を良く理解していただいた上で、ご自分に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。
日頃のブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療の第一歩です。

 

3.スケーリング(歯石除去)

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムや血液中の赤血球が混じって石灰化した(固まった)もので、表面は粗造でプラークは常に付着しやすいような構造をしており、歯に強力に付着しており強い病原性を持っています。
スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用します。歯の表面に付着した歯石を取り除き、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。

 

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4.SRP

SRPでは取り切れない歯茎の中の汚れを手作業で取っていきます。

 

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5.歯周外科

SRPでも取りきれない汚れは歯茎を開いて実際に歯の周りを目で見える状態にして落として行きます。

 

歯周外科処置

重度歯周病の治療でも、処置の基本は軽度の場合と同じく歯石を除去することになります。ただし、重症化して歯周ポケットが深くなっているケース、顎の骨が溶かされてしまっているケースでは、歯肉を切り開いて歯石や汚染された歯周組織を除去するなどの外科的治療が必要となってきます。歯が抜け落ちてしまうのを防ぐために、歯周病を悪化させるリスクをしっかり除去することが重要です。

 

1.歯周ポケット除去術(フラップ手術)

歯周ポケットが6mm以上と歯周病が重度の場合に行います。 通常のスケーリング、ルートプレーニングでは器具が歯周ポケット深くまで届かないため、局所麻酔下で歯茎を切開し、歯石や炎症部分を除去します。 従来から多く用いられている一般的な手術法です。

 

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2.再生療法

歯周病が重度になると、歯茎や顎の骨が痩せていきます。人の持つ自然治癒力によって少しずつ回復していくものの、完全なもとの状態に戻るのは困難となります。また、顎や歯槽骨(歯を支える骨)の再生スピードよりも歯肉の再生スピードのほうが早いため、骨の回復が遅れる、もしくは十分な量を確保できなくなってしまうケースもあります。当院では、次のような治療法で、歯周組織のよりよい回復を促します。
・GTR法

 

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特殊な膜(メンブレン)を患部を覆うように設置し、歯肉の侵入を防ぎながら骨や歯根膜(噛む力のクッションとなる膜)の再生を促します。再生が確認できたら、メンブレンを除去する手術が必要になる場合もあります。
・エムドゲイン

 

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GTR法が膜を設置したのに対し、エムドゲインは特殊なゲルを塗ることで、歯周組織の再生を促します。期待される効果はGTR法と同様に、歯肉の侵入を防ぎながら組織の再生を行うことにあります。GTRと異なるのは、タンパク質を主成分とするゲルは体内に安全に吸収されるため、除去手術が不要であること、広範囲に使用できることがあげられます。

written by スタッフ
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