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2016/11/01
混合歯列期の矯正

1 混合歯列期とは

小学校に入るぐらいから口腔内は乳歯が永久歯に生え変わり、顎骨も成長が著しい変化に富んだ時期を迎えます。

 

この時期に歯列や咬合の問題を早期発見、早期治療すれば、これらの問題を軽減したり、異常の重症化を防いだりすることができます。

 

逆に軽度だからといって放置すると、将来大きな問題を引き起こす可能性があります。

学校の歯科検診における歯列咬合異常の結果を有効に活用して、歯・口の健康だけでなく心身の健康増進との係わり合いについて認識することが重要です。

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2 混合歯列期で注意すること

混合歯列期は永久歯が生えてくる時期であり、歯並び、矯正治療の問題など歯の一生にとって、重要な時期です。

 
叢生(らんぐい歯)
歯並びの異常で一番多く、歯並びがでこぼこした状態です。顎の大きさに比べて歯の幅の総和が大きな状態です。

特に犬歯が歯列からははみ出している八重歯は、乳臼歯の虫歯、早期の喪失などが主な原因として考えられますが、歯列弓の形態が狭窄した形態をとることも原因の一つです。

 

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空隙歯列弓
叢生とは逆に、すき間だらけの状態。通常の乳歯によく見られる生理的な場合と、すき間が大きい歯列異常と考える場合があります。

 
上顎前突
下あごに対して、上のあごや歯が突出した状態で、歯だけが出ている場合と、あごも一緒に出ている場合とがあります。

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下顎前突(反対咬合)
下の前歯が上の前歯よりまえに出た状態を言います。上下の前歯の先端がちょうど合った状態(切端咬合)も反対咬合の一種です。

反対咬合は骨格的に問題がある場合が多く、下あごは身長の伸びとほぼ同じ時期に大きくなるので、思春期成長とともに反対咬合の程度がひどくなることが多いようです。

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上下顎前突
歯ならびが良くてきれいに噛んでいても、上下の歯列が前に出てしまっていて、リラックスした状態で口を閉じることが出きません。

 
過蓋咬合
前歯の噛み合わせが噛みこみすぎている状態のことを言います。

 
開咬
奥歯の数本だけが噛んで前歯が噛めない状態のことを言います。

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交差咬合
下あごが左右どちらかにずれて噛んでいる場合を言い、臼歯の萌出方向が正しくないためや、片側噛み、頬杖などの不良習癖によって起こります。

 

歯並びが悪いと、歯ブラシが細かいところまで届きにくくむし歯や歯肉炎・歯周病の原因にもなります。

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さらに物を噛む咀嚼効率が低下し、消化器系全体の負担が増します。もちろん、顎の骨、筋肉の発達も阻害され、成長発育に影響を及ぼします。
また、反対咬合や開咬の場合、サ行やタ行などの発音がしにくくなります。しっかりした噛み合わせが脳に良い刺激を与えることなど咬合と全身との関係が最近よく言われていますし、歯並びの悪さが劣等感など心理的に影響することは明らかです。

 

3  混合歯列期の矯正

お子さんの歯並びやかみ合わせの状態によって矯正装置を選択します。単独で使う場合と、組み合わせて使う場合があります。

なお、下記に示す装置は一例であり、他にも多くの矯正装置の中から最適な装置を選択して治療を行います。

 

歯のでこぼこ(叢生)に対する装置

部分的なマルチブラケット装置:2×4(ツーバイフォー)装置
奥歯2本、前歯2本にブラケット装置を部分的に装着します。単独で使用する場合と、ヘッドギアやフェイシャルマスクなどの装置と併用することがあります。歯列を拡大しながら、前歯のでこぼこを改善します。

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拡大装置:取り外せるタイプの拡大装置・取り外せないタイプの拡大装置
大人の歯(永久歯)の萌出スペースが足りない場合だけでなく、上顎の歯列が狭い場合や奥歯が片方だけ反対に咬んでいる場合などにも使用します。上顎骨そのもの、あるいは上下顎の歯列を拡げるための装置です。取り外し式と固定式があり、お子さんのかみ合わせに応じて選択します。

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取り外せる拡大装置は、歯列のみが狭い場合に使用します。

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取り外せない拡大装置は、上顎骨そのものが狭い場合に使用し口蓋に縫合部が広がります。

written by スタッフ
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